リタイア後10年を経過して

 

  平均的には60歳で定年を迎え年金生活に入りますが、その後の経済的な事を含めた生活設計を考えます。

又、あり余る時間の過ごし方については諸々のノウハウの情報があふれて、さてどうしょうかな。私は何の考えもなくリタイアを迎え幸いにも全く違う世界の仕事をさせて頂いております。

 さてここで、次の元気な老後の10年余りをどうするか? 次なる挑戦が訪れます。いつまでも仕事が出来るわけないし、確実に体力ダウンは否めない。まぁ、健康年齢が何時まで続くかと考えるとこれがまた考えなければならないことです。

 ハッピーリタイアからハッピー後期高齢者へのテーマで、何か多少なりとも行動する事も意義あるかなと<後期高齢者>のネーミングには少々抵抗があります。

 何を行動起こすかは今頭に浮かべませんが、これも待っていて・・・・・いけないのです。差し迫っているだけに悩みです。

 超高齢社会を迎えて、私と同じような悩みを抱えておられる人は大勢おられるでしょう。団塊の世代もあと数年で後期高齢者へと突入します。この年代の方々の生き様の情報を新聞記事や情報をつぶさに見つけていくことから探ってみようと思っています。  yuzo

 

 生活欲

 

  これからの十年、その後の十年と人生のライフワークをどう生きていくのかというテーマをもって、この“セカンドベース”に参加しています。現在私は、65歳です。何の考えもないままに友人や趣味の仲間、諸先輩に尋ねてみることにしました。 

 一番に頭に浮かんだのが学生時代の友人でした。彼は、親から引き継いだパン屋を長く経営していました。公立の学校給食にパンを納品するなど業績も伸ばした男です。「パン屋を閉じてタクシードライバーになる」と宣言して実行しました。

 彼は、「高齢者や子ども達をサポートしたい、人と接することが好き、その笑顔を見ると人生に充実感が沸いてくるから」とさらっと言葉にします。タクシーを運転するための二種免許も社内で一番早く取得し、走行距離も社内トップと頑張っているようです。サービス介助士の資格も取得し、更に信頼感も増して順調のようです。

 5年間は貯蓄をし、その後の5年は高齢者や子ども達の為に役に立てるようなことに時間を使いたいそうです。彼の趣味は走ることだそうで、運転手のプロフィールに『趣味:マラソン』と表示していると、乗車されたお客さんがマラソンに興味を持たれ話しかけてこられることもあり、小さなきっかけを得意の話法で親近感を持って会話しているようです。乗車されて目的地に着くまでの楽しい時間がリピーターにつながり、長くお客様として利用していただけるのだろうとも話していました。まだ半年のタクシードライバーが彼のライフワークになっているとわかります。彼は、今年7月の北九州マラソンに参加するために健康管理にも気を付けていくと力強く話していました。

 彼の語った“何事にも生活欲がないとダメ、それが積もって生活力になる”の言葉に目標を持った人の強さを学びました。「乗せたお客様の感動的な生き方も聞きたいし、時々怠けがちな俺に活を入れてくれよ」と言ったら「よし!」とこれも力強い返事でした。  のぶちゃん 

 

 

 

老犬が教えてくれた

 

     我が家の犬は御年16歳、これを人間の年に換算すると90歳をゆうに超えていることになる。その犬に異変が起きた。突然、吐く、下すでそこら中を汚した。かなりの大型犬だが室内で飼っているもので、狭い家の中は掃除前の動物園のようになった。そして首と足に硬直がきた。目はうつろ、立てない、水を飲もうとしても首が思うようにまわらないので飲めない。半年前も同じようなことが起こってかろうじて回復したところだったので、今度はダメだろうと思われた。

 自力で飲めない水を急須で流し込んでやっていたので、5,6日は水だけで過ごした。ところが1週間たったとき彼(去勢はしているが雄である)はよろける後脚で立って外に出たがった。かかえて外に連れ出すと、しゃがみこみそうになりながら長く長くオシッコをした。彼はオシッコを我慢していたのだ。トイレは外で、そう思った彼は室内ではしてはいけないという理性をとりもどしたのだ。

 今もよたよたと用だけ足しに外に出る。必死で立とうとしている姿を見ると、面倒だなーという気が失せる。食は少しもどった。

 一連のバタバタでハタと思い出した。≪あのおじいさんはどうしているだろう≫ その方の名前も住まいも知らないが、以前犬との散歩の途中でよく出会う方だった。大柄で押し車を押して、かごの中には買物した物を入れて、亀よりのろいと思える足取りで黙々と歩いておられた。まだ日差しの強い暑い夏の夕方、日の落ちた冬の夕方、その方はひたすら荷車を押して歩く。脳梗塞の後遺症のような不自由な足取りであったがそれ以上のことはわからない。

 介護保険も使っておられないのだろう。知っていてもきっと利用しておられない、そう納得した。犬からの連想で気が引けるが、何とかしようという気持ち!すごいと思う。私だったらできるだろうか。あの方と我が家の犬から刺激されたことである。   マーチ

 

六十代後半の私

 

 たとえ一人になっても安心して住める住まいの形って・・・・?

 Aさん 将来ひとりになった時、どうやって暮らそうかしら・・?

 Bさん 独りはさみしいし、最近の事件なんかでも不用心だし、安全は第一条件になるかもしれない。それと、要介

     護になった時の事も考えないと・・

 Cさん やはり、ケア付きの集合住宅になるのかしら・・

 Dさん 2、3年前にも何人かでいろいろと訪問したけれど・・その時は、ここに住みたいって思うものがなくて・・

 Eさん それと、自分のふところ具合や長年くらした環境とあまり違っても居心地悪いし・・

 Fさん 今も又新しいもの出来てんじゃないかしら・・?また訪問してみましょうよ。

 Aさん 次回は、その後の報告も載せられますね。   コゴちゃん